損害保険会社の受難

損害保険の画像

損害保険会社、昨年の震災に続き、タイの洪水の影響により最悪の収益。【日経朝刊(2012/5/19)】


2012年の損害保険会社収益

正味収入保険料(前期比増減率 %)当期純利益(前期実績)
MS&AD 25,588(0.7)△1,694(54)
東京海上HD23,245(2.3)  60(719)
NKSJ19,738(2.1)△ 923(△129)
富士火災2,642(△0.3)△ 164(21)
共栄火災1,593(2.2)△ 11(9)
(注)単位:億円

これを見ると、損害保険会社は、持続可能なのかと思ってしまう。

現在の地球がこのような自然災害が頻発するフェイズであるなら、保険金の支払いが増加し続けてしまうのではないだろうか。損保の保険料設定は今までの災害発生の統計から決定されているので、災害発生率が上昇局面にあるなら、体力のない会社から潰れていく。

世界の自然災害の推移

世界の自然災害による被害額の推移(10億ドル)【内閣府:平成26年版 防災白書|附属資料63 世界の自然災害による被害状況の推移

実際、災害発生件数や被害額は上昇局面にあり、上昇もしくは高止まりする場合、損害保険会社の収益は下がり続ける。

これからも、合従連合が続く気配。
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